認知症かな?と思ったときは ~北丘ハイツ~

認知症かな?と思ったときは ~北丘ハイツ~

安心ライフサポート事業

 6月13日(木)北丘ハイツ集会所にて認知症サポーター養成講座 「認知症かな?と思ったときは~○○○のススメ~を開催し、北丘ハイツ地域住民のほか、福祉施設職員、町役場職員など合わせて50人が受講しました。

 講師の山川ゆかりさん(嬉野が丘サマリヤ人病院 精神保健福祉士)から「認知症の人への対応」として、驚かせない、急がせない、自尊心を傷つけないことなどの説明や、加齢による物忘れはヒントで思い出すが、認知症の物忘れはヒントがあっても思い出せない(新しいことが覚えられない)などの違いがあるなど認知症の症状にについて話してくださいました。

 また「もしも認知症になったら、あなたは周囲に伝えますか?隠しますか?認知症は地位や名誉などに関係なくだれでもなる可能性がある脳の病気です」と認知症を公表した著名人を紹介し、「認知症になり、周囲の手を借りるのは恥ずかしいことではありません。お互い様で助け合えるそんな社会に向かっていきましょう」と話してくださいました。

 受講した地域の方から「理解して接することが出来るように心がけたいと思いました」「当事者が体験している事、当事者の気持ちを知ることができ貴重でした」「認知症になったらどうしようと思ったけど、人に話してもいいんだと思って安心した」「地域の人の力も借りないといけない」との感想がある一方で「自分の家族が認知症になって1番怖いのはみんなから仲間はずれにされること。家族だけで対応しない」など、さまざまな感想がありました。  本会では、認知症になってもできる限り住み慣れた地域で安心して自分らしく暮らし続けることをサポートするため、広報啓発の強化や、居場所づくりなどに取り組んでいます。