半分こ

私の子育て

 「はい、どうぞ〜」半分こにしたチューチューアイスを兄に渡す弟。
この何気ない風景が私のささやかな幸せです。我が家にはやんちゃな5歳の長男、好奇心旺盛な1歳の次男がおりまして毎日賑やかに過ごしております。

 次男が生まれたての頃の長男は激しい赤ちゃん帰り。今まで一人占めしてた物が全て「半分こ」になるわけですから気持ちは分かります。少しずつ弟の存在を家族として理解していく過程をサポートしながら見守っていました。
 

 今年の初夏の頃でしょうか。おやつに次男へチューチューアイスを渡すと長男を指差し何故か泣き出す。

 そうか、チューチューを一緒に食べたいのか。早速半分に切って渡すと、とことこと兄の元へ行きつたない言葉で「はい、どうぞ〜」長男はにやけた顔で「ありがとう。」

 おやつはチューチューを食べながら2人で仲良く過ごす新しいルーティンが生まれました。

 日に日に深くなる絆に嬉しく思うと共に子供達から学ぶ事だらけです。
 コロナ禍で大変な日々は続きますがこういった「小さな幸せ」がある事に感謝して楽しく子育てしていければなと思います。

   

O・Tさん(字兼城)

社協だより「ちむぐくる」236号 令和3年11月1日