令和元年度 南風原町福祉教育・地域福祉活動実践報告会を開催しました
本会では昭和63年度から町教育委員会と協働で福祉教育推進事業を実施し、町内の保育園(所)、小・中・高等学校を福祉教育推進校に指定し、社会福祉への理解と関心を高め、思いやりのある心を育むなど学校の特色を活かした福祉教育活動が行われてきました。
2回目の開催となる今回は、福祉教育推進校から津嘉山幼稚園、南星中学校の2校(園)と地域福祉活動として喜屋武区の実践報告がありました。
津嘉山幼稚園では「心情豊かな子」と「思いやりのある子」を福祉教育目標に掲げ、地域の高齢者サロンや祖父母との交流や野菜の栽培と収穫した野菜を使ってピザやカレーを作り友達と一緒に食べ、食への関心を高める取り組みの報告が比嘉真奈美氏(ひがまなみ)よりありました。
南星中学校では「自他の敬愛と協力によって、住みよい社会を築いていこうとする態度と思いやりの心を育てる」を福祉教育目標に掲げて、ボランティア委員を中心に赤い羽根共同募金の校内・店頭募金や障がい者スポレク交流会、10代のボランティア研修会への参加などの活動をおこない、その様子を活動報告として校内に掲示し活動の周知を図っていることを福祉教育担当親川友樹氏(おやかわともき)より報告がありました。
最後に喜屋武区長田本勉氏(たもとつとむ)より喜屋武の取り組み「1人にしない、させない喜屋武の絆づくり」の報告がありました。喜屋武は様々な行事を中心に「チャンカニ(喜屋武鐘)」と呼ばれる堅い団結力が生まれていたが、若い世代では自治会との接点が減っていること、そんな中、10代が伝統芸能の担い手として周りをリードした2事例の報告がありました。